Zeiss ikonの16mmビュアー、爆安でGet(笑)
にしてもデザインが良いですねぇ。
国産のプラスチック製のとは、比べ物にならない程の丈夫さです。
Computer Spaceを思い起こしますが、それと比べると随分と小さい物で(^^;;
試しにフィルムを通してフォーカス調整、まだ少しボンヤリとしています。
画面にも斑点の模様が浮かび、あまり綺麗ではないです。
ということで、O.Hしてみましょ。
スクリーンはブラウン管が嵌め込んであるんじゃないかって位の厚いガラスで、少しドーム状に膨らんでいる。
スクリーン部は平面であり、曇り具合がテレビ石の様な雰囲気があるが、別物。
光源は24Vのランプで、トーキー用のエキサイターに似た雰囲気のフィラメントである。
光源の下にあるシングル凸レンズは2枚が向き合いセットされている。
これは映写機とも同じ構成。
スクリーンに反射させるミラーが3つ内部に設置してある。
寫眞は一番スクリーンに近い側の大ミラーである。
縁は汚れて模様になっている。
上向きミラーは埃で薄く膜になっているから、絵がボケた原因であろう。
フィルムは1コマづつが、流れない様に絵、暗転、絵、暗転と繰り返して活動写真になるから、1コマの移動に対して、180°回転するシャッターが必要になる。
パーフォレーションに掛かった歯車で、シャッターとレンズを含めた機構が回転して、絵が動く様に見せる仕掛けだ。
裏から見た所。
3つのミラーを綺麗に清掃。
ミラー越しに2つのミラーを見た所(笑)ややこしいw
薄くフォギー掛かった様な雰囲気がなくなり、しっかりとして、明るさも結構上がりました。
画面も磨いたので、自分が反射し易くなっちゃったw
横に出ているボタンは、カットマーク用。これを押し込むと、カッターが出て、フィルムに切れ込みを入れる。試しにやってみたけど、少し刃が悪くなっているかも(;´∀`)
本当だったら、僅かに入れた切り込みから、横へ裂こうとすると多分切れるのだろうと。
その下のツマミはフォーカシング。
結構クルクル回るから、イモネジでキツく出来そうな雰囲気。
多分ドイツだから、そういう配慮はしていると思う。イギリスだったら自分でネジ切って、イモネジを入れなさい、より自分の物になるから。という雰囲気が(笑)
日本もドイツも、自国で何かを開発するというよりかは、他国の物を総合的に改良するのが得意な人達であるから、そういった意味では、初めから完成した良い品であろう。
フランスは、元々選ぶ素材が良いし、職人の一部への作り込みが半端無く凝っているから、構成する全ての工程の職人が集まっていれば、全体に完成が極まるが、一部だけの職人が得意じゃない工程迄やると、一部は極まっているが、その一部では手抜きっぽい感じが出たりするが、すぐに合理的な手法を考えるのも欧州。
ソ連は辺りの国々の良い物を真似するのが上手いが、何故か修理が簡単そうな構造をしていそうで、していない。がしかし、性能は良い。が、チープ感が一部あったりもする。
外側の良い物の一部抜粋は上手く行っているのだが、内部迄は考えが浅く、合理的な手法から外れているが、今ある持ち物で新しい物を開発しようという独創性が強いから面白い。
随分と似ているでしょう。