A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

HS-400

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物が捌けて少し入れる様になったのだけど、思わぬお年玉を譲ってもらい、また物で埋まってしまう…前に昨日のディスクをこっちでも聞いてみる(^^;;

正しいNowPlayネネスタンドの使い方であります。ただの等身大フィギャーだと思ってる人居るでしょ。便利(?)な使い道があるんだから。使っていないだけで(笑)(^ω^;;)

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手がやっとP.Uの指掛けに届くっていうのに、また更に遠くなっちまうぜwww
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テレッテー。日立製作所のS.Pである。

ズッシリ重く、割と大きい函に対して小さいユニットが入っている。

10インチが入っていても不思議じゃなさそうであるが。

音を聞いてみると、音圧が無さ過ぎる。球で鳴らすスピーカーではない。

807ppの業務用でもドツきが甘いか、ホワホワしている。

それ故か、出難い低域はボンポン、筒鳴きしている様な土管の様な音になってしまった。

中高域も暗く、ハイATTを最大にしても、シャリとは一応するが、タンノイと比べると大分全体に暗い音がする。

山水辺りの、オフセット電圧が出る様な石のDCアンプで鳴らした時が一番このコーンでは良い塩梅に鳴りそうな雰囲気がする。

薄いコーン紙のフィールドタイプの様な、ユニット自体が機敏応答型の全く反対バージョン、アンプの力率が物言うユニットの様である。

タンノイと比べるとタンノイは中高域から上は、明るくサッパリとしていて、どちらかと言うとスッと冷たい様な、霧の様に細かく鋭く出ている様で、それに対して大らかな低域がそれとの中和をしている様な印象。アーデンは鋭い方が優勢の様でバランスが悪くて好きでなかったから買わなかった。多分石アンプを繋ぐ想定の設計ユニットなのだと思う。

日立は全体に暗いというのもあるが、結構粘度が高いグリスの様なモッタリ、ベッタリ感が球アンプではかなり強く出ている。

石アンプの強力にドライブ出来る物であれば、そこそこに締まりそうである。

中高域の明るさが無いのは、近代スピーカーに良くある中抜け系かも知れない。

最近のハイエンド品も、かなり暗い音がしていて、中抜けしている様な何か物足りなさを感じた。

色の付いたラッパを付けている物も、ドコカの喫茶店にあったが、全体バランスが悪い様な各ユニットが突起している様な、“中高域出てるから良いだろ”という様な雰囲気がして普通のハイエンド品と変わらない印象だった。

なぜバランスの良い、マイルドな?ナチュラルな?製品が無いのか不思議。暗いか、明るく繕ってるかしかない。

それで言うと、クラシックコンサートの会場スピーカーは、まるで増幅していない様に、増幅していて凄いなと感動を覚える。

埼玉アリーナでボカロPコンサートは音量があるのにEQをフラットにしているのか、ドンシャリで酷くて耳栓すると丁度いい具合だった。

操作卓にいるPAさんは耳が狂っている。恐らく140dB以上出ているものと思われる。あれは良い音ではなかったが、ナノウの“文学少年の憂鬱”の無エフェクトの弾き語りは最高に良かった。1曲の為に来た様な物になったが、コッソリ胸に忍ばせて録っておいたマスターテープがある。

長時間記録する為に2TR 4.75だから、RS1500Uじゃないと再生できないけれど。久しぶりに聞いてみるか...いや、足場作らないと届かないか…(ーー;)

 

話が脱線に脱線を繰り返して別の系統の線路に乗り上げてしまった感があるが、私宅でベストな環境で鳴らす事は出来なかった。というのが締めである。

今の所、タンノイを超えて気に入る、満足を超えるスピーカーには出会えていない。

自分が作ったエンクロジュアも、タンノイには及ばない細い感じがして、大らかさ、豊かさが薄い。音声は良く出る。含みというか包囲はない印象。どうしたら良いのか…研究課題か。