ちょっと休んでいた程雑音フォノアンプの続き。
RIAAデコードのユニットを組んで、2段を検査。
ハイが少し上がり気味であるのは、NFのCの容量が少しマイナス気味であるからである可能性が高い。
古いキャラメルマイカで、100pfオーダーであるが、70pf程だった。
絶縁は2kV試験に耐えているから良しとした。
ハイコンプの微調は後段で行えるから、これはあえて上がり気味で良しとして。
SP盤を再生する事もあろうだろうし、1950年代のP.Uであるし、少しHiFiらしくする働きにしておいても問題なかろう。
裏表で反転するから…リード配線に気を付けないとならぬ。
そんなこんなで組み上げ。
T.C部試験。
僅かウネリを伴っているのは、CRであるから。
欧州やLuxのNF型トーンコントロールであれば、完全なフラットが得られるが、それよりかはCR型が良いというオーダーだった。
NF型より可変域は大きい。
カット
ハイブースト
ローハイ ブースト
適当
S/Nは悪くないが、12AX7だから、宇宙電子管と比べると劣る。
ただし、入力レベルが大きいから、これでも十分である。