A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2023/04/22

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聞いてみているが、セラミック管、7625/8081と大差ない様な雰囲気である。

重厚感(?)厚みは、7625の方にはバッファに5670で低く出しているから、かなりインピーダンスは低く、ケーブルの線容量にもかなり左右され難くなっているから、安定性は高いものと思われる。

S/Nはフィラメントの点火が不要であるから、その辺りのノイズは無に近い。

7625も、極小に作られ、ノイズの面では球にしては非常に強くS/Nは素晴らしく良い。

セラミックというだけあって、石の様に硬い印象もあるが、悪くない。

ケーブルで音が容易く変わる様なセットは高インピーダンスで出している場合に限るだろう。

昨今はそんなに質の悪い線も多くないし、ハイインピーダンスで出すセットと言ったら、球のセットに限る様な気もする。

特にプレートフォロアーで尚且つ、電流も流していない様な。1M受けを推奨している中途半端な時代の民生機は特に変化を起こし易い。というか変化を起こさない方が不思議とも言えて。

このユニットは出力imp12kである。

線容量で変化を大きく起こすとも考えられないし、250k受けであるから、まずまず楽にスイングしているとは思う。

 

電源のACアダプタをオシロスコープで確認すると、ノコギリ波が出ていて、1段の平滑で綺麗になってしまうが、チョークを入れた2段にして、尚且つ実験でクロストークが多かったから、これにも配慮して分割した。

効果は絶大でクロストークは小さい。

普通一般に、トランジスタの回路でチョークを使った平滑なり、信号遮蔽の物は見た事がなく、球では昔乍らの回路に多い訳であるが、石でもチョークで隔てると球の様な具合になる(?)のかも知れない。

とりあえず、興味が湧いたから、ゲルマを幾つか調達して実験してみる。

カップリングに10μ、20μと大きい物が入っているが、これが大きいから、このCの音が出るのは間違えないから、これが球の回路の様に小さい物に出来るのかも試してみたい次第である。

全段トランスカップリングであれば、その様な事もない(?)

時間がある時やってみる事にする。

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TD224、オートを効かせてインサイドアームが半分まで動いたのは良かったが、止まってしまって。

スィスィとベルトの滑っている音がしていて、プラッタを上げて見たら、ベルトが落ちていた。

それでもって、ベルトを確認したら外面はバキバキにヒビ割れ。内面はツルツル。滑る滑る(笑)

少し伸ばすと緩々で。でも千切れはしないが、ご愁傷様。

交換して4年くらいかなぁ。寿命短過ぎないかな(ーー;)

良くないのに当たったらしい。

124と同じだから手に入り易い物ではあるけれども、残念過ぎる…

マニュアルで、糸ドライブの様にプラッタを手で回してやるとギリギリ動くから、誤魔化しながら使う事にする。

オートなのにオートが使えないっていう(笑)

TD124になったと思えばなんら問題ない(笑)

 

 

§ 

 

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仕入れとで外回りの時に、もしかすると持っている可能性を考え、ゲルマのBJTが無いか聞いたら奥から出てきた。流石。

何の型番とも指定出来ないし、とりあえずあるだけ全ての型番を幾つかずつ貰って行こうかと思ったが、量が多く、結構良い値段行きそうであったから、とりあえず試しに7種類にした。

その中でも、TFK、テレフンケンの石が目について。

テレフンケンのACシリーズは、フォノEQの製品もあるし、コピーしてみる事にする。

黒のSRC 54 というPNPは良くわからないが、hfeは140前後あった。

Ube=151mV

Ic =1.6MA

探り当てで試しに動かしてみても良さそうだ。

どちらにしても、球よりも手に入り難いのが石と言った雰囲気がある。

半導体自体の歴史は古く、球以前からある素子であって、球はその後に発見、開発された素子であって、実は球は歴史的にも新しい物でもある。