A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

欧州球のアンプ

続編。

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Z2cが4V4Aだから6.3Vをドロップして使う。

5W/5Wの計算になるが結構熱くなるが、少しオーバーするが大凡4V出るから良しとする。f:id:A2laboratory:20210918214536j:image

負荷を増やす。

これでZ2cの電圧がどうなるか。今度は若干アンダーに3.9Vになったが、激しくは電圧降下はしなさそうだから良い。
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そういえばEBL1の頭を見るとグリッド線が中でカールしている。バリμの出力管?ではないよな...分からない。

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とりあえずEBL1を試しに単段で鳴らしてみる。

データシート通りに組むと250Vで35mA流れた。データシートでは40mAになっていたが、少し低いがまぁ良い。

ゲインがやはり高く、単段でも結構満足に鳴らせる。

iPhoneの出力を最大にすると結構な音が出るが、フルスイングはしない。

ダイレクトだから低域はドッシリと出る。

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CF3を追加してゲインがどうなるか様子見。

三結で組んでみて送り最大付近で爆音と歪みが来る程だから、μは5程度と具合良い。

五極使いでもμは20程度かも知れないが、今は不要である。

音は2段にすると少し低域は引いた感。

明るい音に倒れた印象があるが、B電源が終段と共通して使っているから、僅かながらNFが掛かっていると考えられ、良く言えば制動が掛かっているとも言えるし、悪く言えば、回路構成がショボく低域が打ち消されて効率の悪い設計とも言える。

であるから、終段と初段の絶縁を良くしてやれば、低域も元へ戻るであろう。

ラジオに毛が生えた程度か電蓄程度にと思っていたけど、案外元気が良い欧州のVT-52っぽい様な気もする。

電源も良い設計で行けば、シングルでもそこそこに良い物に上がりそうだ。

 


ps:

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よりによって(ーー;)

割ってしまったのはもうどうしようもない...

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Z2cも割れてた

一番高いわー(ーー;)