A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ACT6 特性試験

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1kcから徐々に上がって+5dBであるが、まずまず。

単段だからOPTに依存している率が高そうである。

OPTは山水のHS-7で、ULのSG端子は開放だから、ハイ上がりになるのは致し方ないのかな。

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ヴァーブのエラ フィッツジェラルドのCDを聞いた時のピークホールド。

ウッドベースとボーカルが均一な立ち上がり。

リミッターが効いている。

LPならばもう少しオーバーシュートが多いだろう。より自然であろう。

音量に対しての雰囲気から、コンプレッションはそんなに強くなさそう。ロクハンでもバランスの良い音。

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DTMのコンピュータ仕上げの楽曲は低域が割と強調が掛かっている。

音量に対してそんなに跳ね上がらないから、コンプレッションを多く掛けて音圧を得ようとしている。

歪んでいるが、過度にクリップして聞こえないギリギリといった所か。

音の重なりで誤魔化されているとも言えるかも知れない。

低域の出ないユニットでも、それなりに出て満足行くように仕上げている雰囲気。

 

試しに6F6でA2級動作をさせてみると、そこそこ鳴らせる。

ただ300V程度では0バイアスで25mA程度。

プラスバイアスで数V入れると80mA以上流れ出してB電源のレギュレーションが急激に悪くなってダメだった。

制御の807の内部抵抗が悪さしているのは分かっているが、派手に電流が流れるのを防止してくれていると思っていれば良いだろうと。

 

そんなでゼロバイアスで600Vくらい印加すれば、50mA位は流れるのかなと推測。

50mAでも30Wになる。

300Vで25mAの場合は7.5Wである。