A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

iPhoneの画面

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先日交換したiPhoneの画面をただ廃棄するのも気が引けたから、構造を見てみる事にした。
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裏から1層目はカーボンなのか黒い面に導通がありゴシゴシやると3.5MΩが出た。タッチセンサ(コンデンサの片極であろう)

2層目は硬い透明の板で、バックライトの拡散用。

3層目に薄い白色のフィルムが挟まっていてバックライトを満遍なく光らせる為のディフェーザー。

4層目にレンズの代わりをしているかのようなフィルムが挟まっていた。

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5層目は4層目よりも暗い印象の同性質のフィルムで、ここへバックライトLEDが上部へ並んで付いている。

6層目は液晶の一方で7層目と合わさり、液晶の液体が封入されていた。かなり割れ易い。

7層目の一番外側は、ただの板ではなく、スリットが入っているのか、ツルツルではなかった。爪が僅か引っかかる。

また、電極の引き出し線を見た感じ、こちらがタッチパネルのもう一方の電極の様に思われる。

こちらは剥がす事が出来ず割れてしまうが、接着剤が付いている様に見えるから、フレームの保護板と接着であろう。
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濡れが確認できる。

簡単には乾燥しない様である。

無臭の様だ。確認できず。

拭いてもみたが、やはりスリットの様な加工がされている。

液を動かす役目なのか、タッチセンサの為か定かでないが、両用の可能性もあるかな。
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4層目のフィルムは、一見してただの銀色に見えるが、向きによっては透明になる。
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傾けた位置から。
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光に翳すと光を通さないが...
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近付けると次第に...
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透明になった。

プリズムの様な性質がありそうである。

通常では見えない位置(パイプの中)が、角度によって、内側が見えるという事から、プリズムを思った次第である。

5層目も同じく、これよりか少し暗く見える様な雰囲気であった。

 

何の考えもせず使っているが、巧妙に出来ている事が窺い知る事が出来て満足である(笑)