今年1発目。
100THは有名だけれども、100TLはあまり聞いたことがないかも知れない。
専らどちらも同じであり、100Tという球であるけれども、Lはローμ、Hはハイμという区別である。
Lは40付近、Hは70付近で、差し替えても大差は無いかと思われ。
軍や工場の長期安定を図ったセットは、選別品かSQ管の一般の少しμを落とした球が良く使われる。
ハイμの球は時間と共に、僅かながらμが上昇し、ある程度の所から徐々に落ちてくる。
SQの類は、あえて始めからμを落として、長期にわたってμの上下が無いようにして、振動にも強くした球。
SQ、スーパークオリティというだけあって、やはり丈夫であるし、安定は良い。OTLの場合はSQで揃えるのが良い。
日本名、4T16
グリッドとプレート絞り部にウランガラスを使っている様式は旧式なのだそう。
袴も真鍮から、後の物はアルミに変更になっている。
少し大きくなって、250TL。
こちらも同じくローμ版。
同じくウランガラスで絞ってある。
どちらも、明和電気時代のNOS。
パッと明るく、珍しい球だからアンプにしても面白い。
以前にカーフマンの100THを持っていたが、売れるか出したら全て売れてしまうという(^^;;
今ではかなりレアーな部類になっている様子。