受信良好、感度も良いから、部品を整えて修理完了に。
線の取り回しを変更、部品容量変更。
6局入る事を確認。
アンテナは無くてガンガン鳴る。
逆にアンテナがあると、ローカルが聞ける様になるけども、S/Nが悪くて声が聞けるという程度。
近距離はオーバーの様に歪むし、異常発振を起こす様になる。
色々調べ触り回して、同調最大になった時に、異常発振を起こしてゲインが著しく小さく歪みっぽくなる原因は、アンテナコイルと6WC5の位置関係だと導き出せた。
RFとIFの6D6にシールドが被っているが、RFは必要であるが、IFは無くてもIFTに囲われているから、無くても良くて、周波数変換管の6WC5にシールドを掛けて方が良くて。
どうもシールドをどの球に組むのかを間違えた様な雰囲気がある。
メーカ品ならば、この辺りはキッチリやっているハズだから、完全なるキットセットらしい。
高周波の出来上がりに左右する部分が組まれていたり、IFTやらを調整しておいた、半組みのキットも有ったらしいが、それではなさそう。
シールドを外し変えるのは手間だから、銅箔でシールドとしてしまう。
IFTはもう調整したから、蓋へ食い込ませてアースにすれば良いだろう。
OK。トラッキングを再調整、最大感度になる様になった。
S/N良好で国産の物としてはかなり優秀な印象。
American BOSCHのコンソールの様な具合。
トラッキング調整は、535kcの方はパッティングで最大を探して、1605kcの方はバリコンの頭を、局発側からアンテナの方へ1、2、3と調整してやり、低い方へ戻ってまたパッティングを少し回して最大を探す。また高い方へ戻ってを繰り返せば良い。
球は軽く拭いてやった。
ST管はやはり良いデザインしている。
顔よりも、裏の方が私は好きである(笑)
特に何も気にせず触っていたが、Normal というらしい。
吉田電機産業株式会社とある。
多分始めてのメーカーかな。
ダイアルは案外カッコイイ(笑)
裏から見ると白で文字が書いてあるのかと思っていたのだけども、白下地になっていた様だ。
ちょっと凝っている。
マジックアイは無い代わりにエンブレムが付いている。
マジック付だったら7球になるけど、トランス容量が目一杯になりそう。
交換したもの。
L型は整頓した際に脚を根っから折ってしまって交換した。
ケミカルはまだ容量は抜けていない様で、気になるハムも無いからリプルが取れているらしい。漏れもまだそんなに多くないか、温まりもしないから、パンクは大丈夫とみたが、昭和29年製のトランスが乗っかっているから、其れ相応の時代の物だろうから、とうに寿命は来ているが(^^;;