先日、アーム自体のアースが浮いてしまう不具合のあったSMEアームの修理をして、それを取り付けに行って来た時の。
ドライブ本体はメンテナンスに出したそうだが、アルミのシールド(?)がアーム周りにしてあり、意味が分からなくて、モーターノイズが大きいが、それもこのドライブの味であろうとの事らしいが、アームを修繕してやり真っ当に使える様になったから、モーターノイズがあるのか試聴したが、気にならない。
寧ろトレースノイズの方が気になるレベルで、アーム不良には気付かなかったらしい。
定めし、それでシールドを作ったのであろうが、“そこじゃない”という。
他に意味があるのかは不明。
試聴のセットは寫眞のJ社の2WayにHighユニットを乗せた3Way構成であるが、音量を上げると中高域が不思議な音がし始めて、High不足の様に聞こえる。
筐体が大きい割に、お淑やか(?)な鳴りで、丁度ボーカルの中高域に、回転系の位相差?がある様な、コップをボーカルの前へ被せたかの様な、面白い音がする。
元の2Wayだと、高域の高い方が殆ど出てない様で、タンノイとはマルッキリ逆の質感。
3Way構成せ音量を下げて、コントロールの連続可変ラウドネスを上げると、HiFiのセット感が出て来て普通の印象。
中高域の変な癖らしき回転も薄い。
音量を上げると、突起してコップかパイプの様な音になり始める。
ボリュームは一定に、グラフィックEQで細かく合わせると、変な癖らしき音も解決するかも分からないが、パワーが、ボール球の101D?205D?忘れてしまったが、これのシングルだから、ユニットに対しての力量が問われるかなとも思ったり。
恐らく石時代のユニットであろうと思う。
パワーを幾分掛けて鳴らす様な仕様ではなかろうか。
ある人は、上へタンノイのMid/Higjユニットだけを鳴らして使っているというスタイルもあるらしいが、これは癖のある中高域から上をカバーしようという物と思われる。
これならば、音量を大きくしても、内蔵の中高域のユニットのATTを下げてやれば、癖は解決しそうであるが、それではこのアルミの鎧戸(?)ガラリ戸(?)の意味が薄れる様な気もする。
要はTannoyの音を聞いている様なモノ。