Seeburg SE-100 Golden Jetが突如コントロール不能のエラー発生。
レコードは再生中で、コインもカウンターも受け付けない。
レコードが終わっても、エンド検知のコントロールも動かなくなったから、回りっぱなし。
仕方なし、試験用レバーで機械的にレコードラックへ戻して操作停止位置へ。
アンプは生きているから、コントロールセンターに不具合か。
とりあえず最終に触ったのが、コイン判別/有効再生回数カウンターで、100円で4曲だとか30円で1曲だとかを検知し機械的に記憶する部分である。
硬貨を入れずに試験運転スイッチで動かしていたから、この辺りの問題かと推測した。
しかしながら、特に問題はなく、リレーやソレノイドの漏電もない。
手でリレーをショートさせてみるとソレノイドが連動して動くから、ここ迄は電圧が掛かっているらしい。
ACで制御している部分であるから、特にダイオード等の素子が特別多くあるわけではない。
スパークキラーにセラミックコンデンサは入っているが、一般にセラミックはオープンモードの故障が多いから、ショートしたとも思い難い。
構造図が親切にも貼ってあって。
どの時に、ON、OFFの記載と設定の配線方の記載がある。
ワールドワイドの仕様である。
本機は、タイトーが輸入した物であるから、コインメックも選別も日本硬貨が適用されている。
メインのコントロールセンターにスローブローが入っているが、これは切れていない。
コントロールセンターを引き抜いて調べると、コントロール盤にヒューズは2つあるが切れていない。ソレノイド用のが1つあって、これが断線している。
4Aが結構派手に切れている。
このヒューズの行き先のプラグを抜いて、コントロールセンターだけ通電して切れない。
コイン制御部のプラグを挿しても切れない。
プレーヤーユニットのプラグを入れると切れた。
線を辿ると、ソレノイドとNowPlayingの表示器しかない。
ソレノイドは漏電していない事から、表示器整流が怪しい。
調べるとやはりどちらも導通。
これにコンデンサが付いているから、ACが入ってコンデンサに電流が流れてヒューズ切れを引き起こした。
結果的には、全く別の箇所の不具合であった。
コインカウンターをせっかくバラしたから、接点の検査のする様になってしまった(^ω^;;)
ソレノイドがパラレルに入っているから、ショックがそれなりにあるのかも知れない。
コインカウンターの機構様子。
(再生していた曲が著作権の問題でブロックされるから一部抜粋にしました。ほんの一部だけでも含んでいるとブロックされるっていう(^^;; 確かビートルズの場合は出たし1音でブロック掛かったかな、そういえば(爆)
交換で不具合は解決。
コンデンサは液漏れを少し起こしている様だったから、これも交換。
組み立てて....
問題なし。OK。
ノイズが少し減ったかな。トランジスタ式だけどもハムは少しある。