クオードのコピー機が最近出回っている噂を聞いて回路をググったら、出て来るのだが、オリジナルではない回路は随分誤りが多く書かれている事に気付いた。
初段のフィードバックが誤記載(誤配線)である。
これでコピーを作ると上手く動作しない事と思われ、良く無いなぁと思ったり。
そもそもトランスタップの巻き方が普通ではないから、そこまでコピーしているかどうかも。
そんな解析をしていたら、なんだか面白い構造だから、作りたくなって来た(笑)
KT66はないから、6L6か6CA7かな。
EF86も無いから5670かな(笑)
トランスはカソードNF付きで誂えてみようか。
私が以前に作っていたdouble Feedbacks“W-NF”は、初段と出力のSGに負帰還を掛けるという設計であったのだけれども、Quadの場合は初段も出力段も、カソードに戻すという方式。
SGに戻すとIM歪みが減るというのが狙いであったが、カソードの方が今では普通な感じであろうか。
当時は初段も終段にも戻しているのは、かなり珍しい回路だったとは思われ。
今でも、終段にNFを掛けるのは、そう多くない事と考える。