A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

3B22整流管 変換器

5U4➡︎3B22にプラグイン変換する装置を製作中。

5U4以外でも、5Y3や6X5や80でも何でも出来るが、プラグに互換性が無いから、その辺りは要検討。

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まだ高圧の配線は未完成。

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横に付いているのは、T66G サイラトロン。

主アンプの5U4を抜き、本機から出ているプラグを繋ぎ、コンセントへ繋ぐ。

本機はアンプと同期する様に設計しているから、主電源を入れておき、リモートをONにしておくと、アンプの電源と同時に電源が入るようになる。

リモートをOFFにしておくと、主電源と共にONになる。

動作が始まると、20〜60秒の間で調整した区間はヒーティングタイムとなり、B電源が切り離され球を保護する。

ヒーティングが甘いと大きい電流が流れて球を壊す原因になる。

水銀入りサイラトロンでも同じである。水銀入り整流管は、ヒーティングタイム記載が無く、平滑1段目が許容内であれば、其の儘ONにして問題ない。


ヒーティングタイムを要する球の場合は、主電源と別にタイマーかスイッチを設けて、頃合いを見てONにするが、それでは面倒であるから、ガス入りサイラトロンを使って自動化した。

サイラトロンが動作を始めると紫にグローが現れ動作状態となり、リレーが入る。

やはり出来る限り全て球で構成したいもので。

 

整流管が変わると低域の押しが僅か変化し、聞いても違いが分かるが、その差は僅かなものであるから、一般的に誰かに話をした時なんかは“変わらない”と括ってしまうのだが、ミテクレとしても、電流が少ないと白青い様な具合で、電流が多くなる程、赤紫へと変化する様子は見ていて魅力的である。

 

自身は音楽は好きであるが、音はあまり好きじゃない。

座る位置やらスピーカーの位置を数度ズラしてどうのこうのという音の楽しみ方は性に合っていない。

音を商売とするならば、それは必要であろうが、エンドユーザーとしては、いかに音楽をより良く楽しめるか ではなかろうか。

シビアーに詰めて行くのが楽しいのなら良いけれども、どうもそうこうやっている人の雰囲気を見るに、自身が測定器にでもなっているかみたいな方が多い様に見受けられる。

音楽が好きというよりかは、良い音を聞きたい、そんな感じで、指揮所の様に気難しく考えている様な雰囲気である。