先日貰ったカメラ。売ってお金にしたらどうかと言われたが、店のショーケースの中に入れている(笑)
ググると1935年辺りの品物の様。
シャッターがバルブになりっ放しで、使える様な状態であったが、バルブとの切替レバーを引いたり押し込んだりしているとシャッターが落ちる様になった。
見た雰囲気で、1/15か1/30程か。
シャッターは2枚構造で、前玉側の1枚目の板とバネの掛かったもう1枚の板からなる。
手前はレリーズと完全に同期していて、完全に開き切った時に、後ろの1枚がバネで跳ね上がり、その板に穴が空いているから、それで瞬間的に感光する。
レリーズを離すと、前板が閉まったタイミングで後ろ板が逆向きに降りてくる。
戻る時も、感光してしまうから、前板が閉まってから動作する様になっている。
上手く出来ている。
絞りは大穴と小穴の開いた板をスライドして決めるだけ。
露出計やら、距離計やら、何もないが、ピンホールの原理なのであろう。
ファインダーは上と横の2箇所にあり、面白い事に近付くと絵がボケて見えない。
30cmか離れると絵が浮かぶ様に見える様になる。
不思議とフォーカス合わせも何も無いが、ある程度距離があれば何処でも合う。
ブローニー6X7サイズであるが、今や1本が高いし、赤窓が開きっぱなしだから、感光してしまう。
赤に反応しない昔のフィルムであれば、問題ないであろうが、今のフィルムは感光する。
昔売られていた、現像パンクロランプも、今の物では感光してしまう。
パンクロランプは緑色で灯るが、確かパンクロフィルムが緑色が反応しないのだったと記憶。
モチロン、そんな昔(戦前の?)フィルムを現像した事はないが、ランプだけが現存。