A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/03/14

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朝から雨である。お客も来ないし、暇そのものである(笑)

その内みぞれっぽくなって来て、昼過ぎには、標準的な雪が降るという(^ω^;;)

3月って雪降る時期だったけなぁ...

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ストーブの前から離れないモコモコ(笑)
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トスカネロ グラッパ入荷。新鮮なのが入りました。

また字が大きくなっているじゃないの(笑)

 

 

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自作向け電源ユニットの回路図をお願いされたのでupしておく。

260Vが計算で行くと大凡整流すると315Vが出る。

工業用トランスは表記よりもマージンを多く取ってあるから、多少の無理も馬力があるが、オーディオ用途はマージンが殆ど無くギリギリの場合があるから、電圧降下が激しい場合があるが、その場合は、平滑の2段目以降に大きい容量のケミコンを入れて補えば、誤魔化しが効く。

1段目に大きいのを入れると整流管がバチバチと火花を散らしてヒーターが切れるからやってはならない。けど知らない人は多いから整流管がやたら売れるっていう。商売的には良いが古い良い整流管を使った場合には勿体ない。

マイナス側の100Ωは、整流管のプレートインピーダンス分の抵抗を最低でも入れておけば良い。

トランスの近くでシャーシアースするとハムが出るから、ケミコンを通った、引き出しソケット付近で1点アースする。

実体配線図はないが、回路図の通りに配置するのが最良である。

280Vタップの場合は340Vが出る予定だから、ピン4番にぶら下がっている、リーク抵抗を100kから50kにすると、320V程に落ち着く予定である。

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傍熱管を使用するならば、タップに余裕があれば一括して点火して構わない。

ヒーターの整流はシリコンのブロックを使用し、ラッシュカレントが大きいから10Aの物を使用する事をお勧め。

AC点火でも良いけど、逆相にACハムを入れて打ち消ししないとブンブンと僅か残るであろう。

 

最近は高周波インバータを使って高圧を得たりするタイプの物が増えているが、高周波は電灯線の周波数よりも格段に高くてインピーダンスも高いから、ノイズ取りが厄介である。

綺麗な様で綺麗じゃなくて、聞こえない範囲でノイズが盛大に出ているなんて事もあって、高周波を浴び続けるとストレスでハゲるなんて事があるらしいから気をつけた方が良さそうだ。

そういう私も、以前に安上がりに上げる様にと高周波インバータを使っていた事があったが、部材は確かに安いのだが、安い儘だと高周波ノイズが凄くて、一聴して少し蓋された様なストレートじゃない音には感じるけども、慣れればデジタルの安物アンプに似ているかなと、そんな具合であるが、それでは気に入らないから、ノイズを消して安定化して...とやって行くと、結局普通にトランス使って昇圧した方が安上がりなんじゃないのかという具合になったから、極めて良い状態、条件に揃えようとするならば、古風なやり方が一番無難で、結果が伴っている。

高周波インバータの場合は、極めて安上がりな、クオリティを求めない物を仕上げる場合には最適。

 

ペケペケが安いからと乗る為に免許を取るなら、50ccのバイクでよくね?っていう位の感じかな。

今では、ペケペケも公道の左端をペダル漕ぎでも走らないと成らなくて、歩道を自転車感覚で通ったら違反らしいから、そんな中途半端な物よりかは、っていうのと同じと思う。