A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/03/13

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電源線は4つ編みにした。

シールド線でも良いけど、内4本しか使わないのに、遊びが多いのは勿体無く思えて。

専ら、DCしか通していないから、シールドにしている意味はあまり無いかな。

AC線をシールドにしておいた方が良さそう。

昔のColumbiaのアンプがそうやっていた。

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5670を使うのは多分初めて。

5751やU7、T7、X7系は9Aベースで、5670は独特のピンアサインで、ハンドブックには適合ベース表記は載っていなかった。

5670は、USSRの12AX7似の6N2Pに似ていて、両プレート間に遮蔽シールドがあるが、やはりこちらともピンアサインが異なるから、差替えは不可。

 

背丈は9Aベースの物よりも詰まっていて、ドングリみたいな雰囲気。

然し乍ら、マイクロホニックはかなり小さく、ピーンと持続する様な音は叩いても入らないから、かなり良い構造をしているであろう。

X7系は大きいから、遊びの大きい電極があると、叩くとカンカン、ピーンピーン鳴って、スピーカーの前に置いて鳴らすと、振動でリバーブが掛かったみたいに残響音が出るなんて事が。

5670Wは振動試験で、マイクロホニックの小さい物が選別されている。

 

気になる出音は、5751レベルと同等の印象。

選別品だからという事ではないと思うけど、本質的に似ている感じ。

ノイズも石の出来合い品に近く静かであるし、一般実用的。

球はシールドをしなくても1段がそんなに高ゲインになっていないから、静電誘導ノイズも無い。

ラインアンプやイコライザには丁度良い球である印象。

2Vか3Vしか入力許容は無いから、初段か小信号部向きである。