A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/01/11 DP-50M修繕続き

昨日の続き

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今朝電源を入れて波形を見ようとすると、正転のロックが掛からなくなっていた。

また高速回転する様に戻ってしまう。

逆転もするし、振り出しに戻ってしまった。

色々と波形を見ていると、D25とR83の間に1MΩ程度でシャーシアースすると、停止信号が出る様で、逆転が止まる事を発見。

電源投入時の状態波形に戻る。

逆転するのはストップ信号を待っているものと考えられる。

正転側の水晶ロックが掛からなくなったのは、正転側のドライブも壊れたという事なのだろうか。

波形を見ても、行き過ぎているのに停止信号が出ていないから、パターン信号が伝わっていない様であるが、制御ICには信号が入っている。

このパターン信号は2つのヘッドで拾っていて、1つは大きい信号が得られているが、もう1方は信号がやたら小さい。単にカスコード接続風に見えたが、2つの信号を処理している事と思われる。

モーター制御部分のGndは浮かしてあるのか、AC成分しか現れない所を見る限りC絶縁か。制御電圧は60V程と思われ。

 

 

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秋葉へ買い出しに行ったら、お年玉ならぬ、”お年球”を貰ったりと、お客も結構来ていて、ここ最近からすれば、繁盛していた。

2SC458は先日あるだけ確保してもらっていたのを受け取って、2SA879Cの互換も買い集めた。
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昨日触った部分はノイズが出ていたが、信号増幅部のC458もノイズが出る様になっていたらしく交換すると停止し水晶もロックが掛かる様になった。

この部分をC1815で代用できるか試したところ、停止を操作すると、アンダーシュート、オーバーシュートを繰り返し続け、停止しなかった。(行ったり来たりし続ける)

C458でないと上手くいかないシビアな部分らしい。

まぁそのぉ、型番が違うんだから、当然動作が不自然になっても不可思議ではないのだが…(; ^ω^)

球の様にある程度のミスマッチでも大丈夫…というワケには行かない様子。

上の挿絵はパターンを増幅したTPより見られる波形。

ロックが掛かるとピタリと静止する。

停止信号も受け付けられる様になって、真っ当な動作となった。
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停止信号時のモーター制御波形。

両波整流のマイナス側が現れる様な波形で、順方向しか流れない特性を利用して、モーターコイルを間に挟み、全波整流をしつつ、カットオフをして停止、電流を流してモーターを回すという制御をしている。


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起動時の波形

電源周波数にパターン信号を変調している。

電源周波数が綺麗に現れている時はロックが掛かっていない状態で、加速をしている時の様子である。
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具合の良い回転数が得られた時の波形。

フラフラとプラス側の波形が遊ぶが、これは維持しようとしているからで、正常である。

信号とが変調されて乗っかっている。
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これも同じく制御電流だけを見た波形。


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コンデンサは.47μF、1μF、100μFを交換したが、モーター制御部付近のは発熱もあるし、交換しておいた方が良さそうである。

別段、交換しなくても問題はないであろうが、応答レスポンスが若干良くなる雰囲気がある。


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この角度は据え置き型以外では見られない状態だ(笑)
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コクッコクッと、少しロックがズレていたから、裏のトリマを回して調整してやりモーターは修理完了。
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次に問題のガタベースのアーム。

ベースは裏のナットが緩んでグラグラ ガタガタ。

おまけにアームはベースに固定されておらず、すっぽ抜け(笑)

どんな様に使っていたのだかw

youtu.be

とりあえず、スタントンの古〜いのが待機していたから、それを取り付けて再生してみた。

33も45も結構早く追っかけてくる。

停止も逆転が効いて、ピタリと止まる。

PD300やTD224、BQ2Bに慣れているサイドとしては、すぐにピタリと止まられるのは気持ち悪い(; ^ω^)

シャフトが固着しているのか、とか要らない機械的心配が頭を過ってしまう(; ^ω^)

リムドライブとか、ベルトドライブで、OFFにして数秒でピタリと止まる様だと、メインシャフトが相当粘って重くなっている可能性が高いから、分解掃除をしないとメタルが痛んでしまう様な事をすると、ガタになって御釈迦である。

それと、良く見かけるのだけども、電源を入れて30分は余熱が必要なる説明のモノは、モーターの手入れが出来ていないから、高い金額を出して買うものじゃない。

トーレンスや古いモーターのメタル部分に給油されている油は、ほとんど粘っているから、これを分解掃除して洗って再給油しないと、これもメタルをダメにするとガタになってウルサクなって御釈迦になるから要注意である。

EMTの高級な物でも、定回転になる迄に時間が掛かる…なんて物はモーターシャフトがガタになっていて余計に修理代が掛かるなんて事があるから要注意である。

とにかく、モーターの立ち上がり時間は10秒以内。

10秒でも長すぎるか。3秒以内が普通かな。


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左のカマクラは最近の、つむにゃんテリトリー(笑)

”心が叫んでいるんだ” 本編は見た事がないけど、ジャケ絵のアンプ、Luxなんだよねぇ。

最近、ドラマにはよくLux顔出すよねぇ〜(笑)

私ん所のもどうかなぁ〜?スポンサー代は出せないけど(; ^ω^)
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OK、問題なし。

↓壊れていたのが嘘の様w

youtu.be

レストランに置いてるプレーヤーだから、致し方ない事だけど、内部に油虫が幾らかいて、お亡くなりにはなっていたけど、バーっと出てきたらどうしよ(; ^ω^) とか思いながら清掃。

作業台も後で清掃しておこう(; ^ω^)

見掛けも動きも好きにはなれないけど、凄い抗菌作用で、カビも生えないっていう。

超衛生的だけど、数が物凄くいる場所へ行くと、存在感を臭わす、独特の油臭さがあるよね(; ^ω^)

まぁ、虫の1匹も住めない場所には、人間も住めないでしょうな。

虫も食べないキャベツを人間が食べていて、はて大丈夫なのか(笑)

チャージが無いとはいえ、果してゼロなのか、それとも僅かなのか、食べ続けるて虫と同じ量に値すれば…(; ^ω^)

だから何っていうワケじゃないけど(^_^;