A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/12/28

秋葉徘徊で先週より知っていたが、そのデザインと面白さに今日ついに手を出してしまう(笑)

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US navyの直流絶縁試験機(手廻し)である。

鋳物のケースに入っていて、メーター窓枠はアールがとってあって如何にもという時代感。

無機質そうで、良いデザインである。好きだ。

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“多分、これが無かったら買わないと思う”

ハンドルを回して発電するのだが、実質的にどれ位回せば良いのか、レベルゲージが無いから、指針が止まった位置で読めば良い...そんな具合でしかないが、これはメーター横のパイロットが良い具合になった時だけ光るのである。

これは色々と木箱のメガーや、鋳物のだったり見てきた中でも、初めてである。

これが光っている時に数値を読むという事である。
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気になる中身は、調整用にか、それともガスが発生した時用にか、予備のネオン球が1つ入っていた。

国産のとは違って、コンパクトである。

モーターは500Vで、これも小型でシャフト自体は見えない。

定めし、整流子モーターと思うが、それも見えず。

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回さない時
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回した時

 

ネオンが左右1個づつ光っているだけかと思ったが、明るい所でも見える様にか、8発付いていたが、シリースに入っているから、ピーク電圧に合わせて、放電開始電圧を上手い事調整していると見受けられる。

 

2MΩの抵抗で僅かのズレが出ていたが、まぁ精度は良い方であろう。

ただ、回した後にディスチャージ機能が無いどころか、指針を安定させる為に入っていると思われ、コンデンサのチャージがあって、カラ回しをした端子間には500V近く残っていて、触ればショックが来る事は間違えない。

コンデンサを例えば計測しても、やはりディスチャージしないから、Cにも溜まりっ放しで、大きいと結構危険。

そういう危険な感じが、また業務用感があって好きである(笑)

感電すると思って感電すれば、驚く程ではなく感じるが、知らずにショックがあるのは、結構来る気がする(笑)

まぁ、とにかく、気を付けて使いなさいよ という事なんだわな(^^;;