A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/12/05

B電圧が上がって、設計通りに良くなってきたが、他が要調整になった。

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初段の電流量を半分にすると歪も減って、スイング幅も良くなるから、改良。

ppだから、2本分として考えたが、電流分割をやる場合には、倍にしなくても良いようである。

電流計のシャントも微調整に手巻きしたが、結局間に合わなくなったので外してしまった。


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 裏返してチェックするにも安定しないからボンネットを掛けた。

大人な感じ(笑)

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NFの回路をチェックすると、帰還を最大に、信号をフルスイングさせると、寄生が出ることが分かった。

SPとNFは別回路で構成しているから出力には大きく現れないが、問題があるのでCを抱かせて解決。
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そうこうやっていると、段々と個々のバランスが良くなって来て、アンバランスの箇所のコントラストがクッキリしてきて、どうにも見過ごせない状況になってくる。

終段の2C26に入る前迄は、かなり良い結果が得られて、押しもあるのだが、終段でどうにも出力が大きく得られない。

どうやら、初段から調整していって、結果として電流が結構流れる様になって、電圧が落ち始めている。

2C26はなるべく高圧で動作させないと出力が得られないから、平滑すぐの380Vに変更すると、幾分出力が得られるようになってきた。

と言っても、2W程度で、もうちょい頑張って3Wは欲しい所。

カソード抵抗をこれまた半分にすると、また塩梅が良くなり、出力も大きくなるのだが、2ch分やったらまた電圧が落ちるのではないかと少し心配。

全体バランスを考えて調整することにする。