A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/07/12

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その昔、LEDがまだなく、ランプが主流の頃に、電送器に使われた光を放つ真空管がある。

警視庁等に設置された、初号のファクシミリにこの球が使われていた様であり、内容は殆ど公開されていない。データーシートにも警視庁御用達とあるだけで使用機材の説明はない。

放電管の一種であるが、単なる放電管ではなく、光線をビームとして発する事が可能なランプである。

初期はオレンジ、後期の製造では、電球色LEDに近い様な色合い(白っぽい)を放つ。

放電管ではあるが、指向性が高く珍しい。
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元々ソケットは無く、直接機器に取り付けハンダするスタイルの様だが、それだと互換性がなさ過ぎて使えないので、E26のソケットキャップに回路を組み入れて、ストロボ管を作ってみた。
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単なるストロボ管で、例えばレコードプレーヤの回転速度ストロボをチェックするだとか、そういった事に使用が可能な様にしたわけだ。

結構、放電極の部分がシビアで、放電が上手く行くもの、高圧を印加しないと光らない物、レアショートを起こす物等、動く数が無いからレア球の一種であろう。

 

 

ショップにて販売していたが、受注生産に切り替えました。

本商品は、電球色タイプである。