A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/06/26

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未チェックの在庫球が結構あるので、良否見ようかと動き出した。
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12AX7,12AT7,12AU7,12AQ8,12DT7,12BH7,6CG7等々、双極管で所謂使い易い球に選別して、チェック。

電算機やTV球、使い難い特殊球は後にする。
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せっせと試験にかけていたら、チェッカーがどうにも不具合。

NGラインの球でも、Goodを示す様になってしまった。

感度が上がり過ぎて不自然なので分解。

テスター自体が壊れるケースは稀と思うが、まぁそんな難しいこたぁない。
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まずこの0.5μfが20MΩも出て絶縁不良ライン。

抵抗も数値がバラになっていて、ダメだから交換。


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交換すると、値が今までよりも若干感度は良さ気に出るが、AC漏れが少なくなったのか、指針がブルブルあまりしなくなった。

回路を追うと、コンデンサは、LINEチェック用のゼロバランス指示器用っぽい。

そんなこんなで、一通りは完了。

まだダンボール2つあって、半々位減ったかなと。

 


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珍な状態の6AR5。

空気球でゲッターは失せているが、どうやら弱真空の様子。

割れているワケではないので、ピンからかから空気が入り込んでいると思われ。

チェックすると、高圧でプレート内部が青白く放電した。

キセノンガス入り管っぽい色合い。

水銀管の方が青々している。

モチロン、この球は不良であるが、珍しく放電する球なので保管(笑)