A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ゼネラル 6球スーパー 6S-23

病院へ行ったら、処方の薬が合っているから、其の儘治療を続けて下され。との事で、今日は幾分動けるから請け負いのラジオを手入れする。

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机が前やっていた事で一杯一杯で片付けをしたが、シャーシはそれ程の大きさではないが、キャビネットが案外大きくて机に乗らず。

致し方ないから、ハンダは机に、ラジオは椅子に置いて、自分はテレビのキャビネットに座って作業を(笑)
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シャーシを引っ張り出すとヒューズに線が巻いてあって、一度切れた物を再利用したらしい。

これじゃヒューズにならんから、トランスが火を噴くかブレーカーが落ちるかの何方かであろう。

古いトランスは絶縁不良やらを起こす可能性は高いが、火を吹いたトランスは28年間で1度しか経験がない。絶縁低下で漏電したトランスも2度しかない。

電氣扇の方が余程漏電している物が多い。

(電氣扇=古風な扇風機の名称)

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試しに通電してみるとラジオは鳴らないし、ハムも出ない。

6E5はヒーターが切れている様で光らず。

球の接触不良とセレクターの不良で鳴らなかっただけだったが、6E5はやはりNG。

同調表示だから、音量計として使わない限りは無用の代物。

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オーダー内容は、P.U端子をRCAに変更依頼と不具合があれば、それの修繕希望をされている。

端子は昔の一般だった、クリスタルP.Uの端子で、このラジオセットは少し凝っていて、P.Uにしても内蔵のVRで音量が加減出来る。

一般的な真空管ラジオであると、一番絞った位置がP.Uで、音量は前段任せになるのである。

 

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通電しばらくしてコンデンサの劣化を見たが、温まってはいないが、防爆弁のパッキンが膨れて盛り出している様で、爪で押すと柔らかさがあるから、最近に膨れた可能性が高い。

容量は小さいから、すぐにフォーミングが済むだろうが、昭和29年の製造らしいから、劣化は起こしている筈で、メーカー推奨寿命は、10年であるから、6回は推奨寿命を超えている。

逆に良く動くなと思わなければならないが(^^;;

とりあえず、電解液が化学反応を起こして近々爆破するかも知れないから、新しい物に交換しておく。

尚、昨今のコンデンサは昔の数倍小さいから、取り除かなくても押し込む事が出来るから、側から見るとオリジナルらしいミテクレである。
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低周波カップリングが絶縁不良で、グリッド側に3.5V程出ていたからこれも交換。

グリッドバイアスがプラスに振るとカソードバイアスが多くなるから、カソード抵抗を焼く可能性もあるし、電圧が上がれば、デカップリングの耐圧オーバーで、これまた破裂を起こす可能性が高まる。

更には終段の球に電流が多く流れて壊す原因でもある。

知らなければ、短期間で球がダメになるなぁと思いながら、交換を続ける羽目になる。

古いギターアンプで球の交換を良くしている様な場合は、非常に贅沢な(?)勿体ない使い方をしているワケである。が、古いダメなコンデンサの音が良いとなると、もう致し方ない。それを使うしかない。

まぁ、絶縁不良=不良品であるから、真っ当な音は出ていないし、オリジナルの音ともまた別であるが、それを良しとするかは、その人其々で。

間違ってもオリジナルの音は不良部品では出るわけがない。動作がオリジナルと違うのですから。

オリジナルの部品が付いている事に満足かは別問題。

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今回はステレオ入力で混合にした。

ステレオからモノーラルにするのは、簡単の様で簡単ではなく、互いが干渉するソースがあるから、今迄の経験上、上手い具合に簡易ではあるがブレンド出来る様に組んでおいた。

例えば、マルウォルドロンのレフトアローンはステレオで別々の楽器が左右で鳴るソースだから、片方しか繋げないと、片一方の楽器が消失してしまう事に。これでは勿体ない。

試しにiPhoneから鳴らして試験。OK

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マジックアイは手持ちの別のを付けて、ソケット自体の不良か見たが、球自体の不良だった。

アンプとしてしか使わないのであれば、音量計として回路変更、改造すれば、音楽に合わせて羽根がピコピコ動かせる。

以前に作った↓を参考に。

90°/180° マジックアイ 6E5/6M-E5 レベルメーター - A2 Laboratory. Work shop

 

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RCA端子は赤黒としたけれども、結局ミックスになるから、どちらでも良い。
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ラジオセレクト。
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P.Uセレクト。

P.UにもToneがLoとHiがあるが、Xtal用のトーンコントロールの様で、大きく変化は感じられず。

 

今は特に問題ないと見受けられる部品も、この先いつダメになるかは、なんの製品でも同じであろうが分からない。

古い物に限った事じゃないけど、考え方かな(^ω^;;)

電器屋で修理を頼む感じも今は薄いだろうけど、昔はそれが普通だったから、結構壊れ易くても、直して使う習慣があったのだと思うのだけれども。

 

これにて修繕完了

2020/11/23

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昨日とあまり変わりがない様である。

耳鳴りも変わらず、頭を動かすとフワフワする目眩も昨日と変わりない。

ここ数日テレビ以外の音を出していなかったが、どんな具合か聞いてみたくなって、LPは針を落とすだけの作業がブルブルして苦であるから、100円入れてボタン押すだけのジュークボックスが有り難く思える。

と言っても1015は所謂 蓄音器だからHiFiでないが。(Wide-Rangeではある。

手前に早川のテレビを置いているから、フラフラしていても手摺り代わりに肘をついていられるから、都合が良かった。

耳鳴りが酷過ぎて殆ど左chは聞こえない。

ピークで大きい音が入ると鼓膜がビビるのか、変な音がする時がある。ボーカルが特に変なビビりを生じる。真っ当じゃない。

右chは特に異常はない様であるが、元々よりか少し大きい位か、高い方で鳴っている様な気がする。

Swingはつい首振りたくなるからセレクトをミスした(^ω^;;)

静かにしてませう....

2020/11/22

左耳は高い目の耳鳴りが物凄く殆ど聞こえない様に感じるが、閉塞感は無いから低域は聞こえている。

低域の耳鳴りが起きていて低周波の空気感を感じないと閉塞感を伴う様である。

それはちょうど、スタジオの録音ブース(無響室)に入った時と同じく、反響も無く、無音状態に近い状態であろう。

耳鳴りは聞こえて来るし、モニタのスピーカーから、スー という、コントロール室では聞こえない無音ノイズが聞こえ、発した音が吸われる妙な空間で、私には気持ちの悪い部屋であったのを思い出す。

 

昨日は少し無理をしたか、今日は1時間も起きていられない。

大体1時間程活動すると、目眩と吐き気がじわじわ襲って来る感じだったが、点滴の効果が薄れて来たのか分からない。

そんなで大半を寝ている訳であるが、そろそろ眠気も無くなって来る。

薬を飲んだ時だけ眠気が来るが、2、3時間で目が覚める。

頭が僅か動くと倍以上に動かしたかの様に回転が始まって、止まらなくなると吐き気が来る。

寝ていても寝返りに注意しないと、いつも通りにゴロゴロやるととんでもない。

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暇で新しい回路を考えてみたり、デザインを考えてみたり、寝ながら万年筆はインクが出なくなるし、ボールペンもやっぱり出なくなっちゃって書けない。鉛筆は手が黒くなるから嫌だなぁ。

久しぶりに一番古いテレビジョンに火入れしてウトウトでも見て過ごす事にしたが、音声IFが幾分ズレたか、ブーブーしてうるさく音声が聞こえない。

チューナーのFineで調整しても絵が荒れた位置で音声が正常に近くなるから、やはり音声IFズレだ。

グラグラしながら、シャーシがコールドかドライバーで確認してIFの頭を少しばかり捻ってやると静かになった。

自分の頭もIFの様にちょいと調整してやれば具合良くなりゃ良いのであるが、そうもいかず。

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頂いたDVDを1953年のブラウン管で写すというワケであるが、絵は綺麗である。フォーカスがしばし甘いか。これは電磁集束型であるが、集束コイルが電流によって焼けるという問題点があったから、後に出たパーマネントを使ったフォーカシングマグネットが付いている。

絵が若干揺れるのは、ヒータートランスの位置不良であろう気がする。自作セットの致し方ない点であろうか。

全体に絵が暗いのは古いテレチューブのこれまた致し方無いモノで、その昔は部屋を暗くしてテレビを見るという姿が普通だったが、明るいメタルバックが出てからは、電燈を灯していても明るい絵が得られる様になった。

ウルトラQエスパーもどちらも良い雰囲気であるが、ウルトラQは流石凝ってる。吊り紐も見えないし、良い仕事をしている。

“2020年の挑戦”に於いては丁度今年であるが(笑)

対してエスパーの方は、ハチマキに下着姿の裏方が何人かで紐を引っ張っている所が見えたりと、セットの外までフレームに入っている所があって、努力が伝わってくる(笑)

東芝の広告もあるか、円型ブラウン管の多分大きさからして2現象のオシロスコープニキシー管の周波数カウンタにオシレータ。

オーディオテストセットみたいな組み合わせであるが、これが当時の最新セットだったのだと思う。

そんな事を思って見る者も少数であろうが(笑)

 

そういえば、モノクロが一般だった時代は、見る夢もモノクロだったそうで。

はて、本当か

2020/11/21

落札物と納品に行かないとならない用件が幾点かあって、ゆっくり出社。

地下鉄は気持ち悪くならなかったが、歩いている時は頭が揺れる為か気持ち悪くなるから、休み休みに。

会社着いても、“おいおい大丈夫かよ”と言われる具合にフラフラしていたらしい。自分じゃあまり揺れていないと思っているが、側からするとまた違う様だ。

ほんの1時間か程で手伝ってもらって荷造りとが終わって退社。

薬が切れ始めたか、疲れたのか、グラグラ大きくなり始めた頃に帰って来られたから問題はなかったが、特になにもしていないが、少し歩くだけでも相当な距離歩いたかの様な疲労感。

1時間がまるで1日分の様な感じであった。

とりあえず寝る...

2020/11/20

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病院にて、今日も点滴だったが、昨日と同じ腕では刺さりが悪かったか、痛くなってしまってダメで、手の甲にて。

腕よりもこっちの方が良さそうである。痛みも少ない。

とりあえず強く回転するめまいは少し落ち着いている。