銅板にして動いていたが、8分目迄は巻けず止まってしまう。
消費電力と発熱を考えると、結果が出ただけ良いかなと、別ユニットを作る事にした。
ガラ箱にあった精工舎の枠とでトルク制御のモーターユニットを作る。
シンクロナス モーターは手持ちので、1RPMだから結構なトルクが得られる。
これではゼンマイが巻き上がっても止まる事なく、無理に巻き切ってしまう可能性があるから、空転する様にトルク調整の歯車を1段入れる必要がある。
枠を加工した。
横に配置するから、細く切り出した。
洗って組み立てる。
バネの掛け具合でトルクの強弱が調整出来る。
試運転には、ケースに固定しなくてはならないから、一発勝負の様な感じ。
モーターは1.5W定格であるが、600mWで十分な事が分かったから、電流制限にコンデンサを挟んだ。
上手く動いている。
8分目で空回りする程度にバネを調整して試運転してみる。
文字盤は昭和50年に岩上 与四郎が文字盤を描いたらしい。
良く見ると、確かに手書き。
後ろにオリジナルがある。
手書きの文字盤は、カレンダーの裏を使った模様(爆)
オリジナルは、こちらと同じであろうが、僅か長針の錘が短く重く、振り子も長いタイプだから、大正期の旧型であろう。
振り子を作る。
ガラ箱から幾つか集めてみたが、どれも其の儘では使えそうにない。
にしても、これ程にガラ箱行きのガラクタが役立ち、物に仕上がれば、俗に言う“ガラ師” ガラ職人になれそう(?)かも(笑)
ガラ師:時計屋で出たガラクタ、ガラ箱を買い取り、移植乃至二個一の要領で幾つかの完動品を仕上げ売る職人の意。コンバート職人に似ている。
結局、ハンダで継ぎ足しして長くした。
想定の距離で作ったから、結果がどう出るか、暫し待つ事になる。
デザイン雰囲気は良い。